’09 21 May

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5月21日/消えた道筋が面白いので、撮ってみた。場所は勤め先の庭。嘗ては、砂利道であったのだが現在は芝生に覆われている。芝生は故意に種を蒔いたのか、ズボラなのか分からない。その一方で、近道が芝生を踏み固めるように 自然に出来ていく。まるで獣道のように。細長いのだが、利便性もあり日々道になっていく。本来、道とはそういうものかも知れない。仮にデザインという話に置き換えてみよう。利便性や価格で売れるものは美で売れるものとは違うが、現在では美だけでは売れない。使い手に渡って初めて成立するのがデザインであれば、売れて初めて成立することになる。道具を探している人は、先ず手に取って必要かどうか判断するのだろう。その際はデザインは普通であれば良いのである。世に言う、スーパーノーマル。無印をデザインしているデザイナーJ.M.氏とF.N.氏の命名だ。普通のデザインで使い勝手の良いものが、デザインとして優れているという言い方は成立するのだろう。問題はそれで全てだと思う若い人の怠慢に他ならない。そんなに早く悟らなくても良い。デザインはもっと深い。考えようで、人生も長い。利便性ばかりでなく、たまには回り道であっても、美しい道を発見するのも一興である。

今朝、トレバー・サットンからメールが届いた。今年11月のロジャー・アックリングに続いて、来年5月に来日を果たす。広島で開催される展覧会に夫婦で来日予定らしい。もともと、ロジャーと知り合ったのはシルビアとの結婚式を明治神宮で行なったことが発端である。当時、フリーで、近所に住んで、暇だった私が、銀座の画廊オーナーに請われて、式の撮影を引き受けた。 実はその2年前、私も結婚式を挙げた場所であった。懐かしいが、そのオーナーはもういない。寂しい限りである。ロジャーとトレバーが来日の折には、是非 とも墓参りに一緒したい。

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