焦りは禁物と分かっていても、どうもいけません。カーテンのコンセプトがいまいちです。こういう時は事故、争い等を回避してなるべく狭くなっている自分を揉みほぐすことに専念です。人のことをとやかく言うのはもってのほかです。
今朝出勤途中の車中で、昔鑑賞した映画を思い出しておりました。こんな私でも幾つか思い出に残るものはあります。不思議だったのは「木靴の樹」(邦題)という長い映画です。小作農一家の悲劇を淡々とその日常を通してヨーロッパ近世の田園風景と供に見せていました。眠いくらいに長い映画でした。ところが2、3日経った朝のことですが急激に感動が胸を揺さぶって来ました。このような映画は後にも先にもこの一編限りです。淡々とした日常の、未来永劫続くであろう人間の営みの繰り返しは蓄積するととてつもない感動を呼ぶのではないでしょうか。これからも日々之好日、慎み深く日常の繰り返しを焦らず続けて行くことだけではないのかと、キラリと光るものなどない私めは思った次第です。
我が家の桃の後日談 :先日収穫致しました屋上の桃を食してみました。先ず、カットしてみると何とも甘い香りがして最高の味わいを予感させます。皮を手で剥く時の感触も、最高の歯触りに期待が胸膨らみます。いざ食すぞと口中へ・・・・・・。(不味い!!!、甘さはどこだ????、渋い・・・、この歯触りの悪さは何だ!!!!)と一瞬に茂木先生仰るクオリアが吹っ飛んでしまい、手前をみると家人の悲しそうな眼がありました。半分でなく、自分で全部食べて責任を全うすればよかったのでしょうか(笑)。