本日、展覧会に古書の展示販売を依頼しているtotodoの大和田さんが来廊。何でも展示してある本が、売れてないのではないかと心配したらしいのです。理由は、私がネットで本を注文したからなのだそうです。そんなに高い本は頼んでいないはずなのだけれど・・・・。鈴木亜弥展も第三コーナーを周り、最終コーナーに差し掛かり始めましたが、ともあれ本はコンスタントに売れてますよ。TS先生編集の写真集や、MT先生の記憶と創造の本など、いろいろです。ブルーノ・ムナーリの本などは新品同様です。鈴木亜弥さんの展覧会は不思議な空間を造り出しています。作品展示ではなく、展示スペースの新しい見方発見というような内容です。今週末はスタッフィともども、宝探しを致します。
何事も、大勢が集まって事を成すのは大変なエネルギーです。いよいよGALAも、ごく初期の正念場です。やってみないと分からないという次元の集まりですから、初歩的なグループ形成です。何れは問題山積になると思いますが、出来れば上記掲載のスクールバスのように見るからに頑丈そうな牽引車でありたいと、皆は考えてくれていると思います。先日、某J美術大学で講演の折にW阪先生の仰った、「フィンランドにはあるが日本にないものと日本にはあるがフィンランドにないのもの 」という話の中で、日本にないものは「ベーシックデザイン」でありフィンランドにないものは「変化」と表現されました。実感としてフィンランドでの生活は退屈だったとも仰いました。デザイナーとしては退屈でもモダンデザイン的規範なのか、刺激的でも使い捨てなのか、難しい問題です。純粋に経済面から申し上げれば、使い捨てが経済成長に著しく貢献する訳ですが単純には言い切れない面もあります。若い皆が、どのような思考で取り組むのか興味は尽きません。何故なら、私も未だに解決出来ない問題だからです。然したるファンクションをもたないサーフェスデザインが、エモーショナルな部分に語りかけるだけで十分なのか、果たしてANOTHERFUNCTIONは成立するのか・・・・。時間を掛けて、一緒に考えたいと思っています。