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11月25日/フィンランドより石本藤雄先生が個展のため来日、そのオープニングに白金台まで出掛けました。午後6時過ぎに、勤め先の大学院生2人とギャラリー近くで待ち合わせ伺いました。大勢のパーティー参加者はさすがに年齢層が高く、時間の早さを思い知らされました。幸い、先生はお元気そうで、来年初頭のヘルシンキ訪問をお話しすると『その頃には、僕も帰っているから連絡してね』とのことでした。又、あのアラビアの工房を、お訪ねしたいと思います。前回展では壁にかける作品と、床置きの作品を各一個ずつ購入致しましたが、今回は、白い大振りの鉢を購入致しました。どのように飾ろうか、楽しみです。帰路大学院生を誘って、滅多に来ない白金台のコジャレたカフェで夕ご飯。その後、家人と拙宅近くのクラブでワインを頂き帰宅。それにしても、私が憧れを抱いたあの颯爽としたデザイナー達は、歳を召されたというのが本音です。自分も若くないという自覚と、新たな創作に向けて一層の努力が必要な気が致します。
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11月28日/前日、前々日と勤め先でした。水曜日は、お昼休みの短時間にブラジルからの大学院留学生P君の件で本江邦夫先生を交えて、合同授業になりました。彼の面白くないところと、面白いところをどのようにいかすか、これからの課題です。確実に才能はあるのですが、その才能をいかす場所は考えた方が良いかも知れません。本日は午前中、銀座の巷房というギャラリーに、日頃よりお世話になっている内田繁先生の個展を見に出掛けました。午前11時と思っていた開始時間が12時と分かり、銀ブラを致しました。歯抜けの銀座、クリスマスと師走直前の銀座、ふっと、仕立て上がりのシャツの受け取りを思い出し、銀座I館に伺う。
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上記記載写真の椅子は受け取り待ちや、採寸の時などに待つ椅子。これらの展示してある生地や、上階のものから選ぶのが最近の唯一の楽しみ。着心地抜群、機能性抜群、お値段抜群であります。家人曰く「もうそろそろ、駄目ですよ」コールが頭を過ります。しかし、浮気やクラブの梯子などしない私は、模範亭主だと思いますがね。「あれ3万円、これ5万円、それ18万円。毎月毎月トータルで幾らになると思っているのよ!」コールが頭を悩ませます。早くY河原に小屋を建てたい家人のために一生懸命働く覚悟なのですが、いまいちピリッとしないのでしょう。反省。
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シャツを受け取り、巷房に戻りました。最近お亡くなりになった小川隆之さんとのコラボを、内田先生の10年に渡る巷房との歩みを、感慨深く拝見。それにしても、このギャラリーの床やビルの壁の年季の入り様は如何に。思わず一枚。否、2枚。
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11月30日/本日はY河原の今年最後の水路掃除。昨日は勤め先にて孤独感。同じ研究会のメンバーがみな北京に赴き、ご活躍の由。当方は一人にて留守番をしているような、不思議な孤独感。たまさか、眺めた窓の外。落葉した銀杏の樹の下に、白い椅子が一本。この心境かも知れません。しかし、日曜日はピーカンでした。こんなに向こうまで、はっきりと見える空気の澄み具合、家人も嬉しそう。大満足のようでした。鬼の居ぬ間の洗濯でしょうか?。最近、倒産などが相次いでいますが、嘗てバブルのはじけた頃に夜逃げされた家人の知り合いが「駆けつけて見たら、間抜けの殻だった」と申したそうです。間抜けはお前だと大笑いで、蛻の殻を教えたそうです。傑作であります。