’08 14 May

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先程、友人の岳父が亡くなられたことを知りました。陶芸家として人間国宝にこそなりませんでしたが、素晴らしい作家でした。「ひと窯、焼き上がると一億円」と伺い、「羨ましい生活だ」と何も知らない若造の私は思ったものです。しかし、その生き方は壮絶なものであり、男として誠に素晴らしい人生ではなかったでしょうか。ご冥福をお祈り致します。

最近は俯き加減な生活姿勢です。制作が佳境に入り、先週末ミーティングをしたクライアントの期待の大きさもあり、毎日モチーフを眺めては描き付けております。やっとデザイン的な構想はまとまりました。あとは原寸表現とデータ作りに邁進です。

製作期間は内省的になりますから俯き加減なのです。この期間は少し陰鬱になりますが、もう一山越えなければなりません。これから形になるに従って、身体中にエネルギーが湧いて来ます。不思議ですが、これが忘れられなくて仕事を致している次第です。

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